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矯正歯科

矯正治療について

歯科矯正治療とは、顎の成長量をコントロールしたり、歯を無理なく移動したりすることによって、不正咬合とよばれている顎の大きさのアンバランスや悪い歯並びを治療していくことです。
また、歯並びが悪いと次のような影響が考えられます。


  • 歯並びが良くないと隅々まで歯みがきを行うことが難しいため、虫歯や歯周病になりやすくなります。歯並びを良くすると歯みがきの効果が高まるため、歯の健康を長く保ちやすくなります。
  • 発音が不明瞭になりやすくなる。
  • 歯並びや咬み合わせの悪さにより心理面へ影響を及ぼします。
  • しっかり咬むことができないと身体的成長、脳の発達、集中力の低下などに影響されやすくなります。また胃腸などの消化器官へも負担がかかります。
  • 顎の関節や筋肉に負担がかかり顎関節症を引き起こしたり、肩こりや頭痛、腰痛を起こすこともあります。
  • 姿勢が悪くなり、体・顔のゆがみにつながることもあります。

矯正は、歯並びや咬み合わせをきれいに整えることでしっかり咬めるようにすると同時に上記の二次的影響を予防することを目的としています。見た目はもちろん咬む機能と心身の健康を増進させようとする治療です。矯正治療は心身をともに豊かにする治療なのです。

矯正治療の種類
小児矯正(4~9歳)
子供の矯正治療(4~9歳)

小児矯正は顎の成長にあわせ口腔内を管理します。正しい位置に永久歯を誘導して顎の成長のコントロールを行います。これにより将来的な歯並びの不正やむし歯を予防することができます。

 
 

成人矯正(12歳~成人)
大人の矯正治療(12歳~成人)

矯正は、子供の頃にするもの・・と諦めていませんか?
歯並びは何歳からでも治せます。最近は、学生や社会人はだけでなく、40代、50代、またさらに年齢を重ねられた方で矯正治療を始められる方が増えています。いくつになっても健やかで美しい笑顔は魅力的なものです。当院では患者さまのライフスタイルや歯並びの状態に合わせて様々な装置をご用意しております。

 

表側の矯正
セルフライゲーションブラケット
セルフライゲーションブラケットについて

歯の表側に装置をつけて行う最も一般的な方法です。
当院では目立たない透明の装置やセルフライゲーションブラケットを使用しています。


歯を動かすワイヤーは、従来の装置では細い針金、あるいは輪ゴムを使ってブラケットに固定していました。
セルフライゲーションブラケットではブラケット自体がワイヤーを保持する構造を持つために、従来のブラケットに比べてワイヤーとブラケット間の摩擦抵抗が軽減されることにより、スムーズに歯を移動させることができるようになりました。
これにより初期の歯の移動に伴う痛みが軽減し、治療期間を短縮することができます


当院での使用経験では、治療期間が約20%前後短縮する傾向にあります
当院では審美性に優れて、変色のないセラミックブラケットでありながらフリクションフリーのブラケットであるクリッピーCと最も審美性に優れているクリアブラケット+クリアスナップを採用しています。

 

  • 歯を動かすときの痛みが少ない
  • 治療期間が約2割~3割短くなる
  • 通院回数が少ない
  • 抜歯をせずにできる可能性が高くなる
  • 歯を支える組織に優しい
  • 現在では精密なシャッター式の構造のため金属製の部分が少し目立つ
  • 装置が従来のものより少し大きいため違和感がある

※クリアブラケットとクリアスナップについて上記に該当しません。

 

 
クリッピーC
クリッピーC

セラミックボディとロジウムコーティングされたクリップを採用したクリッピーC。
審美性を重視して作られたセラミックセルフライゲーションブラケットです。治療初期から後期まで、必要に応じた矯正力を選択することが可能でき、従来の結紮作業を伴った治療効果と同様な結果を得ることができます。
歯牙移動を柔軟にコントロールして、より短い時間で治療効果を上げるとともに、患者さんの負担が軽くなります。

 

 
クリアブラケット+クリアスナップ
クリアブラケット+クリアスナップ

セラミックボディとロジウムコーティングされたクリップを採用したクリッピーC
自然な白さを口元にもたらす、審美性を重視したセラミックセルフライゲーションブラケットです。
歯の移動をコントロールすることで、短い時間で治療効果を上げるとともに、患者さんの負担も少なくなります。

 

 
デーモンシステム
デーモンシステム

アメリカのDr. Damonにより開発された特殊な表側矯正装置です。
ワイヤーを固定せず、円滑に歯を動かせます。通常の表側矯正装置と比べ、歯の動きが早く、痛みが少なくてすみます。

 

裏側の矯正
裏側の矯正

歯の裏側に装置をつけて行う方法です。
外からは見えないため、人目を気にせずに治療が受けられます。装置の改良で従来の裏側の装置の欠点であった舌への不快感、発音への問題点も大幅に軽減されました。


また、上の歯は裏側に下の歯は表側に矯正装置をつけるハーフリンガルという方法もございます。
目立ににくく、発音の懸念・舌への不快感もほとんどありません。更にコスト面でも他の方法よりリーズナブルになっております。

 

マウスピース矯正(インビザライン)
マウスピース矯正(インビザライン)

最も目立たない矯正装置です
インビザラインとは、アメリカのアラインテクノロジー社が開発した透明で薄いマウスピース型の矯正装置です。全世界で70万人以上の患者さまの矯正治療に使用されています。


自宅治療が可能なため、通院回数(1.5~3ヶ月に1度)も少なくて済みます
ただし症状によっては使用できない場合がありますので、ご相談ください。

 

インプラント矯正
インプラント矯正

▲デュアル・トップオートスクリューⅡ JB

矯正用のインプラントを一時的に顎の骨に埋め込み、それを固定源として歯を動かす方法です。
表側または裏側の矯正装置と併用して治療を行います。
患者さまへの負担の軽減や治療の仕上がり・精度が向上し、治療期間の短縮が期待できます。

 

矯正用インプラントについて
矯正用インプラントについて

▲従来、前歯と奥歯で引っ張り合う際、歯を抜いたスペースの約70%程しか前歯を入れるできない。


矯正用インプラントについて

▲インプラントを固定源に前歯を引っ張ることができるため、歯を抜いたスペースを最大限利用することができ前歯をより入れることができる。

インプラント矯正に使用されるインプラントは矯正用につくられたインプラントで直径1.4~2.0mm:長さ6~10mm程度の非常に小さいものです。
従来の歯科治療に使用されるものとは形も大きさも用途も異なります。
素材はチタン性です


インプラント矯正の特徴

  • 治療期間を短縮することができる。
  • いろんな補助的な装置(ヘッドギアや顎間ゴムなど)を使用しなくても良くなるので患者さまの負担を少なくすることができる。
  • インプラントの埋入時または除去時の痛みはほとんどありません。
  • 歯を抜かずに矯正治療を行える可能性が高くなる。
  • 外科手術の併用が必要な患者さまでも外科手術なしで矯正治療を行なうことができることもある。
 

 
インプラント矯正の治療法について

歯を動かす場合に奥歯を固定させて動かす場合があります。
例えば上顎前突(出っ歯)の場合、前歯を後ろに動かして治療していきます。その時に奥歯がどうしても前に来る力が働いてしまいます。
このような状態では前歯が下がる量が少なくなり、最終的に口元に影響してきます。それを防ぐために従来は様々な補助的な装置(ヘッドギアや顎間ゴムなど)を使用します。


これらの装置はしっかり使用いただければ非常に有用ですが、着脱には患者さまの協力が必要であり負担も非常に大きいです。
これらに代わって矯正用インプラントを使用することにより補助的な装置を使用しなくて済むので患者さまにとって負担が軽減され治療も確実に行なうことができます
矯正用インプラントは矯正治療が終了次第撤去致します。今まで矯正装置だけでは不可能だった方向への歯の移動や治せなかった治療もインプラント矯正で可能になりました。


インプラント矯正の手順
  1. インプラント埋入箇所の消毒
  2. 麻酔処置(表面麻酔・浸潤麻酔)
  3. インプラント埋入
    インプラント手術には10分~15分の時間がかかります。
  4. インプラントの使用
    インプラントを固定源に歯の移動を行います。
  5. インプラントの撤去
    治療中もしくは治療終了直前に撤去します。埋入時と同様麻酔処置を施しますので痛みはほとんどありません。

◎注意事項
インプラント部分を常に清潔にすることが必要です。軽く歯ブラシを当てて磨いてください。
インプラント植立後2~3日抗生剤を服用していただく場合があります。
患者さまの体質によりインプラントが、適合せず抜けてしまう場合があります。


保険が適用される矯正治療
大人の矯正治療(12歳~成人)

顎変形症※1厚生労働大臣が定める疾患※2に起因した咬合異常が認められる患者さまの矯正治療につきましては保険が適用となります。
ただしすべての医療機関で保険が適用されるわけではありません。
当院は自立支援法に規定する京都府知事の指定を受けた医療機関であり、厚生労働大臣が定める施設基準に適合している歯科矯正診断・顎口腔機能診断施設ですので、上記の疾患を起因とした咬合異常の矯正治療について保険が適用されます。

※ 1 外科的手術を併用した矯正治療
※ 2 口唇口蓋裂、第一・第二鰓弓症候群、鎖骨頭蓋異形成症、Crouzon症候群、Treacher Collins症候群、Pierre Robin症候群、Down症候群、Russell-Silver症候群、Turner症候群、Beckwith-Wiedemann症候群、尖頭合指症

 

外科矯正

歯並びの土台となるあごの位置や大きさ、形などの異常に伴って顔ぼうの変形やかみ合わせがくずれている状態を顎変形症といいます
顎変形症の場合、歯列矯正治療のみではきちんとかみ合わせを治すことができません。あごの手術を併用して、骨格を整える治療を行うと同時にかみ合わせを治療する必要があります。
これを外科矯正といい、顎口腔機能診断の結果、機能的および審美的障害の改善を目的に行う治療です。(美容整形とは異なります)


こんな方は顎変形症かも・・・

  • 極端にあごが出ていて受け口である。
  • 横顔が三日月型。
  • あごが長い。
  • 顔(あご)が曲がっている。
  • 著しい出っ歯であごがない(小さい)。
  • 奥歯しか咬んでいない。
  • 発音しにくい。
  • うまくものが咬めない。

当院では 日本矯正歯科学会認定医 による矯正治療を行っております。
歯並び、咬み合わせに関してご質問がございましたらお気軽にお尋ねください。

矯正治療の流れ
初診のご相談・カウンセリング(約30分~1時間)

まずはお気軽にご相談くださいお悩みについてお話を聞かせていただきます。気になる部分や不安に思っていることなどお気軽にご相談ください。最も適した治療開始の時期、治療方法、治療期間、矯正治療料金などについて概略をご説明させていただきます。相談料は無料です

 
精密検査(約1時間)

患者さまの現在の状態を詳細に把握、分析し診断をするために、歯型の作成や、お顔やお口の中の写真撮影のほか、レントゲン写真の撮影、口腔内診査、虫歯のリスクテスト(CRT)、歯周病菌の検査を行います。

 
診断結果・治療計画のご説明(約30分)

診断結果に基づいて、治療方法、治療期間、諸費用などのご説明をさせていただきます
患者さまに最も適した治療方法をいくつかご提案させていただき、患者さまの希望を考慮した上で決定していきます。

 
矯正治療開始

むし歯や歯を抜く必要があれば、一般歯科で処置を受けていただきます。その後に矯正装置を装着し治療に入ります。

 
矯正治療(約30分)

1~3ヶ月に1回のペースで通院していただき装置やワイヤーを調整し治療を行ないます。
※治療途中でブラッシングが悪いため、むし歯や歯肉の炎症が著しい場合は治療を中断あるいは中止させていただくことがあります。

 
保定および術後観察(約2年)

保定の期間は約2年、保定装置のメインテナンスや経過観察のため3~6ヶ月に1回の通院をしていただきます

 
治療終了

咬み合わせの安定を確認して治療終了となります。